- かんじん
- I
かんじん【勘申】朝廷の儀式などの諸事について, 先例・典故・吉凶・日時などを調べて上申すること。 勘進。IIかんじん【勧進】(1)仏の教えを説き, 信仰に入らせること。 仏教を説いてまわること。 勧化(カンゲ)。(2)寺社・仏像などの造立・修復のために寄付を集めること。 勧化。(3)出家の姿で物乞いをすること。 また, その人。III
「はやりうたを歌い~をすれども/浮世草子・胸算用 5」
かんじん【奸人・姦人】心のよこしまな人。 悪者。IVかんじん【官人】⇒ かんにん(官人)Vかんじん【寛仁】心がひろく, 思いやりのある・こと(さま)。 かんにん。VI「先生の~なるに敬服しける/二宮尊徳(露伴)」
かんじん【漢人】(1)漢民族の人。 また, ひろく中国の人。 唐人。(2)中国, 元代, 旧金朝治下の契丹(キツタン)人・女真人・高麗人および淮水(ワイスイ)以北の中国人などの総称。 モンゴル人・色目人に次ぐ第三の階級とされた。VIIかんじん【肝心・肝腎】〔肝臓と心臓, あるいは肝臓と腎臓は, 人体にとってきわめて重要な部位であることから〕特に大切なこと。 非常に重要なこと。 また, そのさま。 肝要。VIII「何よりも基本が~だ」「~な事を忘れていた」
かんじん【観心】〔仏〕 自己の心の本性を観察し, その真実を明らかにすること。IXかんじん【閑人】(1)ひまな人。 ひまじん。「~閑話」
(2)俗世間を離れてわび住まいする風流人。X「~の茅舎をとひて/野ざらし紀行」
かんじん【韓人】朝鮮の人。 朝鮮人。
Japanese explanatory dictionaries. 2013.